こんにちは、Mochiです!
🤔 時間術大全って本が気になっているけどどんな内容なんだろう?
🤔 時間を効率的に使って、もっと自分の時間を増やしたいな...。
そんな方に向けて、この記事では書籍「時間術大全」を読んで実践している私が、重要なポイントをまとめて、要約します。
さらに行動に繋げるためのアクションプランを提示し、私なりの時間を増やすための考察もお伝えします。
この記事を読むことで「時間術大全」の内容が概ねわかり、お伝えする具体的なアクションを行うことで自分の時間を増やすことができます。
では、まずは重要ポイントをお伝えします。
重要ポイント
「時間術大全」の重要ポイントは次の通りです。
1:充実感ややりがいを感じる1日の最優先事項「ハイライト」を1つ決めることで、より充実した1日になり、時間を作ることができる。
2:ついついスマホを触ってしまうデフォルトを変えることで、本当に大切なことに集中する時間ができる。
3:日々自分で実験することで、他の誰でもない「自分」にとって最適な仕組みを作れる
ではなぜこれらの内容が重要なのでしょうか?
次の要約とともに解き明かしていきましょう。
要約
「時間術大全」の内容を私の解釈や経験を踏まえて、要約します。
メイクタイム
本書では「メイクタイム」という仕組みを提案しています。
なぜこのメイクタイムが必要なのかというと現代は「多忙中毒」と「無限の泉」が生活のデフォルトになっており、自分にとって大事なことを行う時間がなくなっているからです。
多忙中毒
多忙中毒とは、忙しいことが良いという考えや風潮です。
私の周りでも忙しくないという人の方が少なく、社会はどんどん忙しい方向へ向かっていると感じます。
より速く、より多く、より良くなど、気づけば際限なく求められる時代です。
気づけば仕事や家事の忙しさが当たり前になってしまい、自分の大事な活動をできないことがデフォルトになっているのです。
無限の泉
無限の泉とは、スマホのアプリなど、無限にコンテンツが補充されるものです。
多くの方が使っているアプリとして、XやInstagramなどのSNS、メール、Netflix、YouTubeなどがあります。
Xでは世界中の誰かが毎日発信し、YouTubeではYouTuber達が面白い動画を発信し続けます。投稿や映像が無限に増え、無くなることはありません。
そして、無限の泉はとにかく気になります。気づいたら意味もなくアプリを開いていて、時間が経っていることはザラですよね。
忙しい中のわずかな自由時間をXやYouTubeなどの無限の泉に吸い取られていくのです。それはみなさんが本当にやりたいことでしょうか?
メイクタイムの4ステップ
メイクタイムは「多忙中毒」と「無限の泉」を遠ざけ、自分にとって大事なことを行う時間を生み出す仕組みです。
次の4ステップで構成されています。
- ハイライト:その日の最優先事項となる活動を決める
- レーザー:気を散らすものを撃退して、優先事項に集中する
- チャージ:時間を守り、集中力を高めるためにエネルギーを蓄える
- チューニング:自分に最適な仕組みを作るために、振り返りのメモを取る
それぞれのステップを要約します。
ハイライト
ハイライトでは、毎日、その日の優先事項としてスケジュールを確保する活動を1つ決めます。
「それだけでいいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、1日のうちで皆さんは充実する活動、やりがいのある大事なことに集中して取り組めているでしょうか?
1つだけでも実行できれば幸せを感じられます。
例えば私であれば、次のような活動をハイライトに設定しました。
- ブログの執筆をする
- アコースティックギターで好きな曲を弾き語る
- 友人とご飯を食べに行く
ハイライトを決めておくことで、その日やりたい活動をより確実に行えますし、やりたいことをできた達成感も味わえます。
樺沢紫苑さんの著書「精神科医が見つけた3つの幸福」でもその日、1日を充実させる大切さが述べられています。
今、楽しい。今日楽しい。これが50年続くと、「自分の人生はなんて楽しい、幸せな人生だろう」と思うはずです。
この本が気になる方は、よろしければこちらからどうぞ。
レーザー
レーザーでは気を散らす無限の泉を遠ざけ、ハイライトに完全に集中できる状態にします。
ハイライトでどれだけ重要な活動を決めても、XやYouTubeに気を取られていたのでは時間が確保できませんし、集中して大切な活動もできません。
本書で紹介されている方法(戦術)のうち、私が使って効果的だった2つの方法を紹介します。
気が散らないiPhoneに変える
気づいたら触ってしまうiPhoneからアプリを削除して、気が散らないiPhoneに変えましょう。
できれば皆さんの時間をより多く奪っているアプリを消せると効果的です。
私は具体的には次のような、気を散らしてしまうアプリ等を削除しました。
- X
- ゲームアプリ
- ニュースアプリ
- YouTube
本書では、このほかにもメールアカウントの削除やWebブラウザを設定で無効化することが挙げられています。
上記のアプリについて「消したら生きていけないよ!」と思った方もいるかもしれません。
割となくても大丈夫です。アンインストールしても、アカウントにログインできれば、再度インストールして前のように使えます。
まずはあまり気構えず、気軽に実験として1つ消してみるのをおすすめします。
私はスマホでYouTubeを見る時間が激減し、その分自分の好きなことに時間を使えるようになりました。
朝一でスマホを見るのをやめる
起きてすぐにスマホでXやインスタグラムを開いて、最新の情報を確認するのをやめましょう。
私は朝、スマホのアラームで目覚めたらとりあえず止めて、ベッドでそのままスマホを見るという悪習慣がありました。
朝は脳が休まった状態で本来、何も気を散らすものはないです。
スマホを見るのは後回しにして、ハイライトに焦点を当て、集中した状態に入りましょう。
チャージ
チャージでは集中力を高め、大事なことをするために脳にエネルギーを蓄えます。
レーザーで集中する時間を生み出した後に重要なのは、実際に集中したり、高いモチベーションで取り組むことです。
心身が疲労している状態では、集中の質も低いですし、意志も弱まるため魅力的なアプリたちに気を取られやすくなります。
本書では「原始人の原則」を使うことを推奨しています。
原始人の原則
私たちは今、スマホが当たり前のハイテクな世界で生活していますが、脳や体の構造は原始人からあまり進化していません。
そのため、人間としてエネルギーを蓄えるには、原始人の視点から考えることが重要です。
具体的には次の行動がエネルギーをチャージするのに有効です。
- 体を動かす
- 加工食品ではなく、リアルフードを食べる
- カフェインをうまく使う
- 静かな環境で過ごす
- 仲間と親密な時間を過ごす
- リラックスして、規則正しく眠る
この中でも私が効果を感じているのは「運動」です。
運動でエネルギーはチャージされる
運動することの効果は絶大で、20分から30分の散歩でもエネルギーを蓄えるのに大きな効果があります。
動くと疲れるイメージがありますが、ジョンJ.レイティ さんとエリック・ヘイガーマンさんの「脳を鍛えるには運動しかない」でも、体を動かすことが脳や体に良い影響を与えると説明されています。
実際、頭痛がある時や頭が疲れている感じがする時でも、ジムに行って帰ってくると頭がスッキリしているので不思議です。
また、私たちは毎日、椅子に座ってデスクワークをするような生活が多いですが、原始人はずっと椅子(地面?)に座って、過ごすような生活をしていません。
シンプルに体に合わない生活を私たちはしているので、疲れが溜まってしまいますし、太りやすくもなります。
アンデシュ・ハンセンさんの「一流の頭脳」や「スマホ脳」でも、人間の構造は原始人とあまり変わらないため、運動を生活に取り入れることが体だけでなく心、そして脳までも良くなると書かれています。
チューニング
チューニングでは、メイクタイムをより自分に最適なシステムにするために、寝る前にメモを取ります。
万人にとって最高の方法はないと思います。人それぞれ性格も考え方も、得意なことも違うからです。
そのため、最適な方法を見つけるには、皆さん自身がメイクタイムを試してみて、試した結果から感じたことをもとにチューニングしていくことが必要です。
本書では次の項目のメモを提案しています。
- ハイライトの時間を作れたか
- どれぐらい集中して取り組めたか(0~10)
- どれぐらいのエネルギーがあったか(0~10)
- 使った戦術は何がうまくいって、うまくいかなかったか
- 翌日試したい戦術の計画
- その日の感謝
私は日記をつけているのですが、これらの項目を日記に付け加えてメイクタイムをチューニングしています。
書けない日もありますがが、それでも継続することで少しずつ自分に合った方法に変わってきました。完璧に行うよりもやってみることのほうが重要です。
アクションプラン
具体的に本書の内容を実行するための、アクションプランを2つ紹介します。
ハイライトを決めて、予定に入れる
シンプルかつ効果的な大事な活動をする方法は、その日のハイライトを1つ決めて、スケジュールに入れてしまうことです。
ハイライトを決めることで、自分がその日に優先する行動が明確になります。
さらに予定にハイライトを入れることで、具体的にいつやるのかが決まり、実行する可能性がより確実になります。
朝にこの作業をするのがおすすめです。
スマホから無限の泉アプリを1つ消してみる
レーザーの部分で説明したように、自分から時間を無限に奪ってしまうアプリを消すことは、時間を生み出す上で役立ちます。
まずはみなさんが使っているアプリのうち、消してもいいかなと思う無限の泉アプリを1つ消して、実験してみましょう。
快適に過ごせれば、もう1つアプリを消しすというように、徐々にスマホの中の無限の泉アプリを減らしていくのがおすすめです。
消した分だけ、みなさんの大切なことをするための時間が増えていきます。
考察:どうすれば時間を増やせる?
本書では「自分にとって大切な活動のための時間を増やす」ことを主眼に、メイクタイムという手段を紹介しています。
どうすれば私たちは時間を増やすことができるのでしょうか?
この本では、シンプルに「スマホに使っている時間」を削って、その時間を「大切な活動」に充てています。
1日は24時間という事実はどう頑張っても変えられません。
作業を効率化させて一定時間でできることを増やすという戦略もありますが、効率化にも限界はあります。
ならば同時に無駄な時間を捨てて、自由な時間を増やすしかありません。
みなさんも身近にある無駄な時間を一つ捨ててみて、好きなことをする時間に充ててみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では書籍「時間術大全」を読んで実践している私が、重要なポイントをまとめて、要約しました。
本書には、今回紹介しきれなかった戦術もたくさん紹介されています。みなさんのためになる戦術もきっとあるはずです。
🫱 もっと「時間術大全」を読みたい方はこちらからどうぞ
時間に関する本として「限りある時間の使い方」では、無限に効率化を求められる時代でどのように時間を使えば良いのかを解説しています。
私も強い影響を受けた、ぜひ読んでいただきたい本ですので、気になる方は読んでみてください。
🫱 限りある時間の使い方