こんにちは、Mochiです。
🤔 コンサル1年目として成長していくのに知識やスキルが足りない...
🤔 もっと上手く仕事をできるようになりたいんだけど、コンサルの知識は役立つかな?
そんな方に向けて、この記事では書籍「コンサル一年目が学ぶこと」の重要ポイントを要約し、実務で活かすためのアクションプランを伝えます。
この記事を読むことで、コンサルとしての基本的な考え方・スキルを学べ、もっと仕事で成果が出せるようになります!
この本の重要ポイント
まずは、この本の重要ポイントを紹介します。
- 相手の期待を正確に把握し、少し超えることで成長と評価を得る
- いきなり作業を始めるのではなく、まずはどのように進めたらより楽に結果を得られるか考える
- PREPの型を使って結論から話すことで、わかりやすく伝えられる
マインド
コンサル一年目で学ぶ、普遍的かつ重要なマインドをお伝えします。
相手の期待を超え続けるのがビジネスの基本
「相手の期待を超え続ける」これがビジネスの基本です。
相手の期待通りにこなすだけでなく、期待を超えようとすることが成長を加速させます。さらに、相手からの評価も高くなります。
期待値を超えるには次の2ステップが必要です。
- 相手の期待を正確に把握する
- 相手の期待の少し上を超える
相手の期待を正確に把握する
相手の期待を正しく把握することが、上手く期待を超える第一歩です。相手の期待を知らないと間違った方向への努力が増えるためです。
期待を把握するには、次の4つの項目を確認します。
- その仕事の背景や目的
- 具体的な仕事の成果のイメージ
- クオリティ
- 優先順位・緊急度
「具体的な仕事の成果のイメージ」では数字と仮説を使って、曖昧な指示を具体的にする必要があります。
例えば「ITトレンドについて調べておいて」という指示があった場合、「1.トレンドの概要、2.トレンド技術の詳細、3.今後の展開の3枚の資料でまとめれば良いですか?」と仮説を立てて、具体的な数字まで聞くと良いでしょう。
相手の期待の少し上を超える
相手の期待を正確に把握できたら、次はその期待を少し超える成果を作ります。
まず、期限等の約束は守りましょう。約束を守ることが期待通りの100%に到達するために必要であり、信頼にもつながります。
そして期待は超えすぎない程度に超えましょう。期待されている200%の成果を目指すのではなく、110%ぐらいの成果を出しましょう。時間が足りなくなります。
Quick and Dirty:汚くていいから早く作る
「Quick and Dirty」の考え方では完璧でなくていいので早く成果を作ります。3日の100点よりも、3時間の60点を良しとします。
なぜこの方法が良いかというと、短い時間で質の高い成果が出るからです。
まず、方向性が決まった程度の60点の成果を作ることで、今のアプローチが合っているかの確認を行えます。これはもし間違っている場合の大きな損失を回避し、軌道修正できるメリットがあります。
次に、方向性が正しければ、PDCAサイクルを回して90点に近づけます。「90対90の法則」から「0 → 90点」と「90 → 99点」「99 →100点」は同じ時間がかかると言われています。そのため、100点は目指さず90点で止めておきましょう。
安宅和人さんの『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』でも90点で十分であると述べられています。
90%以上の完成度を目指せば、通常は途方もなく時間がかかる。そのレベルはビジネスではもちろん、研究論文でも要求されることはまずない。そういう視点で「受け手にとっての十分なレベル」を自分のなかで理解し、「やり過ぎない」ように意識することが大切だ。(引用:安宅和人. イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 (Japanese Edition) (p. 212). 英治出版株式会社. Kindle Edition.)
考え方
コンサル一年目で学ぶ、重要な考え方をお伝えします。
作業を始める前にプロセスを考える
いきなり作業を始めるのではなく、まずはどのように進めたらよりシンプルに、楽に結果を得られるか考えましょう。
プロセスを先に考えてから実行に移ることで、後戻りが減り、効率的に仕事を進められるからです。
できれば、考えたプロセスについて上司から合意をもらうと無駄な作業が減るので、良いでしょう。
はじめに仮説を立てる
仮説とは、今予想できる範囲でのストーリーラインのことです。例えば「もしかしたらあの人が痩せたのは、最近運動を始めたからかもしれない」といったストーリーラインが仮説です。
リサーチや分析をする際には、はじめに仮説を立てましょう。
仮説を立てることでリサーチする部分を絞ることができ、効率化につながります。
仮説を使うときは次のサイクルを回しましょう。
- 仮説
- 検証
- フィードバック
仮説が正しくない場合は、得られた結果(フィードバック)をもとに新たな仮説を立てます。
このサイクルを高速に回していくことで、問題の本質に効率よく迫ることができます。
仮説からはじめる考え方は「世界一流エンジニアの思考法」における、エラーの見つけ方でも取り入れられています。この本が気になる方は次の記事を参考にしてみてください。
🫱 要約「世界一流エンジニアの思考法」の内容とポイント3選
ロジックツリーを使って考える
論理的に問題や解決策を考える時にはロジックツリーを使いましょう。
ロジックツリーとは、次の図のような論点を分解し、木の形のように繋いだ図のことです。関連要素を整理したり、問題から原因を探したり、解決策を考案するために使えます。
ロジックツリーを使うことで、問題の全体感を掴むことができ、重要な部分にフォーカスするために不要な要素を捨てることができます。
次の手順でロジックツリーを作成、活用します。
- 各論点を整理・分解する
- 各論点を数値分析する
- 項目に重みづけをし、最もインパクトのあるものを決める
- 行動に落とし込む
伝え方
コンサル一年目で学ぶ、相手に効果的に伝える術をお伝えします。
普段からPREPで話す
私たちは普段話す際に、とにかく思いついたことを話しがちです。
そうではなく、少し時間をかけても良いので、PREPの型を使って結論から話しましょう。
PREPとは次のような、結論ファーストの短時間でわかりやすく伝える型です。
- Point:結論
- Reason:結論をサポートする理由
- Example:結論と理由を表す具体例
- Point:結論の繰り返し
会議や面接、プレゼンテーションなどさまざまな場面で使えるので、まずはPREPを使って話してみましょう。
PREPのような型を自分の術として持っておくことで「何からどう話そう?」という迷いが消え、わかりやすく伝えられます。
感覚を数字に落とし込んで話す
伝える際に、自分の感覚を伝えるだけでは相手から十分な信用を得るのは難しいです。
そのため、感覚を数字に落とし込んで話しましょう。
なぜなら、数字は最強の根拠だからです。特に信用性が低く感じられてしまう新人にとって、数字は信用を得るための武器になります。
例えば職場に新しいツールを導入したい場合、感覚的に「入れたほうが効率が良くなりそう」と伝えるのでは受け入れられにくいです。
数字を使って「入れたA社の例では作業時間が平均で30分削減されている」のような事実を伝えたほうが納得してもらえます。
数字で示せないかを考え、調べた上で伝えてみましょう。
実務でのアクションプラン
これまで紹介してきた重要ポイントを実務で使うために、アクションプランを2つお伝えします。
読み終えた後の最初の作業でプロセスを考えてみる
皆さんがこの記事を読み終えた後に行う、最初の作業でまずは手を動かす前に、楽に行うためのプロセスを考えてみましょう。
普段行っている作業に対して、もっと楽に進められるやり方を思いつけるかも知れません。
1度PREPを使って話してみる
この後誰かと話すときでも、独り言でも良いのですが1度PREPを使って話してみましょう。
1度やってみると話しやすさや難しさを体感することができます。さらに、繰り返していけば確実にPREPを使った話し方が上達します。
まとめ
この記事では書籍「コンサル一年目が学ぶこと」の重要ポイントを要約し、実務で活かすためのアクションプランを伝えました。
より詳しく知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。紹介した内容以外にも、仕事や作業で活きるポイントが載っています。
🫱 コンサル一年目が学ぶことを購入する
仕事で結果を出すことも大切ですが、プライベートで本当にやりたい活動を行うことも人生においては重要です。
「時間術大全」という本では、やりたい活動を行うための時間の作り方を解説しているので、興味のある方は次の記事を参考にしてみてください。
🫱 時間術大全の重要ポイントを要約|すぐに行動に繋げるプランも紹介
また、エンジニアとして働き出した方は、技術書を読んでスキルを高めていくことも重要になります。初心者におすすめの技術書が気になる方は次の記事をご覧ください。
🫱 初心者におすすめのプログラミング勉強本10選|最適本が見つかる!