こんにちは、Mochiです。
🤔 もっと時間をうまく使って、限りある時間を有効活用したいな
🤔 書籍「限りある時間の使い方」を読むか迷っているんだけど、どんな本なんだろう
そんな方に向けて、この記事では書籍「限りある時間の使い方」の内容を簡潔に要約して、時間の使い方を明確に伝えます。
この記事を読むことで、これまでの時間管理術や効率では実現できない、本当の限りある時間の使い方がわかります。
また、本の内容が分かり、もっと読みたいと思うはずです。
本の重要ポイント
この本の重要ポイントは次の通りです。
時間を思いのままにコントロールし、もっと効率と生産性を高めれば、あらゆる不安から解放され、全てをやり切った人生になり、偉業を残せるという「いつか」の幻想を捨てましょう。
そして、本番の人生を生きましょう。自分にできることを始め、本当にやりたい大切なことだけに集中しましょう。
ではなぜ、これらが重要なのか、本の内容を要約します。
効率の限界
生産性とは罠である
生産性とは罠です。
タスクを効率的に片付けるほど、忙しくなり、多くのタスクが積み上がるようになります。
ですから、生産性を高めるという解決策ではない方法で、できるだけ時間を有効に使う必要があります。
効率を上げるのではなく、人生と向き合う
私たちは、ライフハックやタイムマネジメントを駆使して効率を上げることで、次のような理想の状態を実現できると錯覚しがちです。
- タスクがゼロになる
- 将来の仕事やお金の不安から解放され、平穏な日々が訪れる
- ストレスのない日々になる
しかしながら、どれほど効率化に励んでも、どれほど努力を重ねても、これらの状態が実現されることはありません。
目の前の制約だらけで、何もかもが不足している現実と向き合うのは辛いものです。
しかし、そのような制約に逆らうのではなく、「自分には限界がある」「時間は限られている」という現実の制約を直視し、受け入れることによって、人生と真剣に向き合い、最善の生き方を選べます。
全てをこなす時間はありません。この事実を受け入れるからこそ、意識的に「やらないこと」を選択し、本当に大切なことに集中できるのです。
全てを完了する希望を捨て、選択する
私たちは常に、自分にできる量よりも多くのことを抱えなければならない状況に置かれ、不安や焦燥感に駆られています。
しかし、時間は有限であり、すべてをやり遂げることは現実的に不可能です。
すべてを行おうとし、より多くのタスクをこなすほど、周囲からの期待は高まり、仕事は次々と舞い込むようになります。
仕事の量は、完成のために利用可能な時間をすべて満たすまで膨張する
シリル・ノースコート・パーキンソン
「もっと効率的にやれば忙しさから解放される」という幻想を捨て去りましょう。そして、困難な選択と向き合い、本当に重要なことだけに焦点を当てることが大切です。
「何を優先すべきか」「何を犠牲にすべきか」という問いに真剣に向き合いましょう。
それこそが、心の自由を得るための唯一の方法です。
本当にやりたいことの選択
捨てると本当にやりたいことができる
先延ばしを完全に無くすことはできません。本当にやりたいことを実現するために、何を先延ばしにするかを賢明に選択することが大切です。
タスクを減らすための原則は次のとおりです。
まず、自分の取り分を取っておく
まず、自身の時間(取り分)を確保しておかないと、他のことに時間を費やしてしまい、本当にやりたいことができなくなってしまいます。時間は常に不足するものです。
本当にやりたいことを確実にやり遂げるためには、先に時間を確保し、その時間でやりたいことを実行しましょう。
優先度「中」のタスクを捨てる
次のような、優先順位が中程度のタスクは、それなりに魅力的で捨てにくいものです。
- そこそこ面白い仕事の機会
- まあまあ楽しい友人関係
しかし、優先順位が中程度のタスクは、限られた人生の時間を最も浪費している可能性があります。
したがって、多少やりたくても優先度「中」のタスクは断り、本当にやりたい優先度「高」のタスクに集中しましょう。
本当にやりたいことに注意を向けよう
あなたの人生とはすなわち、あなたが注意を向けたあらゆる物事の総体である。
人生の終わりに振り返った時、そこにあるものは、あなたが注意を向けたものです。
したがって、無意味なものに注意を向けている時、あなたは人生の一部を削り、その無意味なものに注目していると言えます。
私たちは、意図的な選択をすることなく、SNSのような自分にとって価値のないものに注意を奪われてしまいがちです。
だからこそ、自分の時間を盗む存在に気づき、意識的に注意を本当にやりたいことや価値のある体験に向ける必要があるのです。
スマホ時間を減らし、自分の時間を大切なことに使う方法は「メイクタイム」メソッドとして書籍「時間術大全」で紹介されています。
気になる方は次の要約記事をぜひ参考にしてみてください。
🫱 時間術大全の重要ポイントを要約|すぐに行動に繋げるプランも紹介
未来の不確実さ
計画は不安を生む
計画通りに事を進めたいという思いが強ければ強いほど、不安が生まれます。
人は未来を確実にしたいと願うものですが、未来は決して確実なものではありません。
未来をより良いものにしようと努力したり、計画を立てたりすること自体は、決して悪いことではありません。
しかし、その努力が必ず成功するかどうかを知りたいという願望が、不安を生み出してしまうのです。
未来は決して確実にはならない事実を受け入れる
未来に対する不安から解放されるためには、「未来は決して確実ではない」という事実を受け入れることが重要です。
人生における重要な出来事は、計画通りに進むとは限らず、偶然によってもたらされることもあります。だからこそ、未来を過度に心配する必要はないのです。
私たちは、計画を確実な現実であるかのように錯覚しがちですが、計画は単なる「考え」に過ぎません。
未来は思い通りにならないからこそ、私たちにとって唯一関係のある時間である「今」に集中すべきです。
未来をコントロールしたいという執着を手放すことで、不安から解放され、今を精一杯生きることができます。
いつかは永遠に訪れない
今を犠牲にしてもいつかは訪れない
今という時間を有効活用しようとすればするほど、今日や明日は理想的な未来に到達するための手段と化してしまいます。
まるで、今生きている人生そのものが、未来のための準備期間であるかのようになります。
人々は、「いつか何かをすれば問題が解決され、満たされた人生に辿り着ける」と考え、今を犠牲にします。
- 「いつか仕事が落ち着いたら、仕事に追われない最高にリラックスした生活を送れる」
- 「いつか素敵な人に出会えたら、豊かな人生が始まる」
しかし、今を道具のように扱い、犠牲にする限り、「いつか」という時には一生辿り着けません。
今を未来のための手段にするな
今という貴重な瞬間を、未来の利益を生み出すための踏み台にしてしまうと、人生の意味は食いつぶされてしまいます。
人生の本当の意味は未来のどこかにあると信じ込み、今を未来のための手段として盲目的に使うことで、今の人生の本当の意味と向き合うこと、そして今を精一杯生きることから逃避しているのです。
決して辿り着くことのない「いつか」のために時間を使うのではなく、人生の意味と真摯に向き合い、今を精一杯生きるべきです。
急ぐことの儚さ
加速する世界でも時間はかかる
新しい技術の発展により、生活に関わる事柄の高速化が進みましたが、時間に余裕が生まれるどころか、人々はより速く行動しようと焦りながら生きています。
取り残されないため、安心を得るために、より速く行動しようとしますが、不安は増すばかりです。
また、不安を感じる隙を与えないために、忙しさに依存している人もいます。
そのような生き方では、心の平穏は決して得られません。
どんどん焦り、忙しくなっていますが、全ての物事には必要なだけの時間がかかります。
どんなに急いだとしても、不安が軽減されるわけではありません。むしろ、急ぐほど不安は増大します。
手っ取り早い解決策はありません。不快や痛みからすぐに解放されようとしないでください。魔法の解決策は存在しないという現実を、まずは認めるのです
ステファニー・ブラウン.
忍耐力が成果を生む
誰もが急いでいる社会において、焦らずに忍耐強く時間をかけられる人は、大きな利益を得られます。
重要なことを成し遂げ、行動そのものに満足感を得ることができるのです。
忍耐力を身につけるためには、小さな行動を着実に繰り返しましょう。最も生産性が高く、成功している人々は、ほんのわずかな量を毎日継続しています。
そして、毎日少しずつ成果を積み重ねていけば、長期的には大きな成果につながることを知っているため、成果を焦りません。
例えば、成功している学者たちの1日の執筆時間は、短い場合は10分、長くても4時間を超えることはなく、週末は必ず休息を取ります。
適切なペースを掴むためのコツは、1日に割り当てた時間が終了したら、思い切ってすぐに止めることです。これにより、何度もプロジェクトに戻ることができ、長期的には高い生産性を維持できます。
小さな行動を繰り返すことに関連し、良い習慣の身につけ方や悪い習慣のやめ方は書籍「複利で伸びる1つの習慣」で解説されています。内容を知りたい方は、次の記事を読むのがおすすめです。
🫱【要約】複利で伸びる1つの習慣|小さな習慣があなたの人生を大きく変える
実は人生は自由だ
宇宙は君の人生を全く気にしない
一度きりしかない人生を有意義に過ごすとは、どういうことなのでしょうか?
実は、あなたが人生で何をするかは、そんなに重要なことではありません。
あなたが限られた時間をどう使おうと、宇宙はまったく、これっぽっちも気にしていないのだ。
宇宙の膨大な時間の中で、あなたの人生はほとんど無いに等しい小さな点です。
やるべきことが大きすぎると感じたり、大きな困難に打ちひしがれている時には、視点を宇宙レベルまでズームアウトして考えてみましょう。
そうすれば、目の前の問題が非常に小さなものに見えてくるはずです。日々の不安や悩み事は、宇宙から見ればどうでもいいことです。そう考えると、少し身軽になるでしょう。
宇宙はあんたのことなんかクソほども気にしていない。
ジョニー・トゥルーアント
非現実的なハードルを取り除く
ほとんどの人は、自分を宇宙の中心的な、主人公のような存在だと捉えています。だからこそ、人生のハードルが上がってしまうのです。
誰もを圧倒するような実績や、後世に名を残すような功績を成し遂げなければ、人生を有意義に使っていないように感じてしまうのです。
しかし、後世に名を残しているアインシュタインのような人物は、世界でもほんの数十人しかいません。
ですから、人生のハードルを過度に高く設定する必要はありません。達成不可能な基準を自分に課す必要はないのです。
自分が無価値であることに気づいた時、どこか安心感を覚えるはずです。限りある時間を有効活用するための、新たな可能性と自由が見えてくるでしょう。
あなたがどのように生きようと、宇宙からどうでもいいことなのです。つまり、あなたは自由なのです。
3つのアクションプラン
これまでの内容をもとに、3つのアクションプランを紹介します。
- 先に時間を取っておき、その時間にやりたいことを実行する
- ほんの少しの量を毎日続ける
- 日々の不安や悩み事はズームアウトして宇宙の視点から見る
これらのアクションを1つでも実行し、より良い人生に近づけていきましょう。
まとめ
この記事では書籍「限りある時間の使い方」の内容を簡潔に要約して、時間の使い方を明確に伝えました。
この記事では紹介しきれなかった、時間に対する考え方や時間を有効活用する方法を知りたい方は、実際に本を読んでみてください!私の人生に大きな影響を与えてくれた本です。
🫱 限りある時間の使い方
自分の時間を大切なことに使う方法が気になる方は次の記事をぜひ参考にしてみてください。
🫱 時間術大全の重要ポイントを要約|すぐに行動に繋げるプランも紹介
より時間を有効活用するためのテクニックを知りたいという方には、実践的な方法がたくさん載っている、こちらの本がおすすめです。
🫱 タイムマネジメント大全