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【要約】苦しかった時の話をしようか|良いキャリアを目指すあなたへ

こんにちは、Mochiです。

🤔 「苦しかった時の話をしようか」がどんな内容なのか知りたいな...
🤔 良いキャリアを目指したり、就活する中で苦しさを感じる...

そんな方へ向けて、この記事では良いキャリアや良い就活につながるよう、書籍「苦しかった時の話をしようか」の重要なポイントを要約します。

この記事を読むことで「苦しかった時の話をしようか」の重要なポイントがわかり、より良いキャリアに近づけます。

また、苦しさとうまく向き合い、乗り越えることができます。

では早速、本書の最重要ポイントを確認しましょう。

最重要ポイント

この本の重要ポイントは次のとおりです。

  1. 成功は必ず人の強みによって生み出されるため、強みを磨き続ける
  2. 自分のブランド設計し、ブランドを作り上げるために一貫した行動をとる
  3. 苦しい時には「できない自分」ではなく「成長している自分」として捉え、自分だけは必ず自身を認める

では、なぜこれらが重要なのかを要約とともに解説していきます。

強みが成功を生む

強みを活かしているイラスト
家庭や学校、会社では、自分と他人を比較されることが多くあります。そして、自分自身も、つい他人と自分を比較してしまいます。

ただし、自分の強みは、人との比較の中で考えると見えにくくなってしまいます。他人との比較ではなく、自分の中にある特徴を強みとして捉えるべきです。

そして、成功は必ず人の強みによって生み出されます。

成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。
森岡 毅. 苦しかったときの話をしようか


同じ特徴が強みになるか弱みになるかを決めているのは、文脈です。「空気を読めない」という弱みも、文脈によっては「自己主張ができる」という強みになります。

だからこそ、表裏一体である特徴のうち、強みの側面に注目することが大切です。

キャリア戦略では、自分の特徴を認識し、その特徴が強みになる文脈を考え、探すことが重要です。

キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている〝特徴〟を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということだ。
森岡 毅. 苦しかったときの話をしようか


強みを見つける際は、他人との比較ではありませんが、最終的な社会的評価は相対的な評価によって行われます。つまり、自分と似た強みを持つ人と比較されるということです。

見つけた強みを努力して磨き続けることで、似た強みを持つ人の中でも抜きん出た存在となり、時間が経つにつれてキャリアの成功確率は高まります。

年収の本質

年収の本質を考えるイラスト
年収は、職業を選んだ瞬間にほぼ自動的に決まってしまいます。年収を左右する3つの要因は、次のとおりです。

  1. スキル(職能)の価値
  2. 業界の構造
  3. 成功の度合い

スキル(職能)の価値

その人が持っているスキル(職能)に対する需要と供給のバランスによって、年収が決まります。スキルの需要が高く、供給が少ないほど、その価値は高くなります。

1年前と比べて新たなスキルを身につけていれば、年収は上がる可能性がありますが、それはあくまでも需要と供給のバランスの中で決まります。

業界の構造

支払える人件費には、業界ごとに構造的な限界があります。利益の大きい業界ほど、高い年収が期待できます。

  • 例:製造業 < 金融業

転職の際に、根本的に年収を上げたいと考えるのであれば、業界を変えるという選択が有効です。

成功の度合い

会社員の場合は、その人がどれだけ代替不可能であり、重要なスキルを持っているかによって年収が変わってきます。

また、自分の価値を上司や経営層にどれだけ信じてもらえるかも、成功の度合いに影響します。

情熱を持てる好きな仕事を選ぶ

上記の3つの要因によって年収が決まるという前提を踏まえたうえで、情熱を持てる好きな仕事を選ぶことが望ましいです。

最適な業界や職種を選ぶこと以上に、大切なのは成功してプロになることです。困難なことが多い仕事の中で、好きな仕事でなければ成功の可能性を高めることは難しいでしょう。

仕事というのは、つらいことの方が多い。たとえ好きなことを選んでも、つらいことやしんどいことの連続が待っているのに、お金のために好きでもない仕事を選んでも成功できるわけがないと私は思う。
森岡 毅. 苦しかったときの話をしようか

職能のステップアップ

どの業界でも、ある程度プロフェッショナルになれば、スキルと実績をもとに職能のステップアップが可能になります。

  • 例:カレー屋の店主 → フランチャイズ・カレーチェーンのオーナー

スキルや業界構造の枠を超えてステップアップしていけば、お金は後からついてきます。

自分の強みの知り方

自分の強みの知ろうとするイラスト
強みを見つけるためには、自分が好きだった「〜すること」をできれば100個書き出してみます。

  • 例:作戦を考えること

そして書き出した好きなことを、次のビジネスパーソンとして重要な基礎能力3つに分類します。

  • Tの人(Thinking)
  • Cの人(Communication)
  • Lの人(Leadership)

Tの人(Thinking)

考える力や戦略性を強みとするタイプです。

傾向としては、課題に対して自分の思考力を活かし、知的好奇心や達成感を満たすことに喜びを感じながら取り組む傾向があります。

基本戦略:

  • 知的好奇心を活かして思考力を磨き、より大きな成果を出すという循環の中でキャリアを築く
  • 興味を持てる分野を選ぶ

活かせる職能:

  • ファイナンス、コンサルタント、研究職、各種の士業、アナリスト、マーケティング、企画職など
  • Lの資質を併せ持つ場合は、経営層へと進む可能性も高まります

Cの人(Communication)

伝える力や人とつながる力を強みとするタイプです。

傾向としては、人と良好な関係を築いたり、人とのつながりが広く深くなることに生きがいを感じる方が多いです。

基本戦略:

  • 強い対人コミュニケーション力を活かし、人と人とをつなげて新たな価値を生み出すことでキャリアを築く

活かせる職能:

  • プロデューサー職、営業職全般、PR・広報の専門職、ディールメーカー、広告代理店の企画職、ジャーナリスト、政治家 など

Lの人(Leadership)

変化を起こす力や、人を動かす力を強みとするタイプです。

傾向としては、挑戦や達成を好み、自分や周囲にポジティブな変化をもたらすことにやりがいを感じる方が多いです。

基本戦略:

  • 高い目的意識を持ち、自ら行動して周囲を巻き込み、組織全体のパフォーマンスを引き出す力でキャリアを築く
  • 他者に成果を出させる力を重視する

活かせる職能:

  • 管理職、経営幹部、経営者、プロジェクトマネージャー、プロデューサー、研究開発リーダー など

このうち、自分の好きなことの数が最も多く当てはまる基礎能力があなたの強みです。複数ある場合は、それぞれが強みと言えます。

自分の強みとなる基礎能力を活かせる職能を選び、それを磨くことができる仕事を追求していくとよいでしょう。

より詳しい基礎能力の解説や強みの見つけ方について知りたい方は、紹介している書籍「苦しかった時の話をしようか」をじっくり読んでみるのがおすすめです。
🫱 苦しかった時の話をしようかを購入する

自分をマーケティングする

自分をマーケティングしているイラスト
自分の強みを活かしてマーケティングするためのMy Brandを設計しましょう。「My Brand」とは、自分自身のブランドを意味します。

あらかじめMy Brandを設計しておくことで、他人の頭の中にある自分のイメージがより良いものとなり、自分が選ばれる可能性が高まります。

ドメインの設定

まずは、My Brandの活動領域である「ドメイン(領域)」を決める必要があります。ドメインは、自分のキャリアの目的に照らし合わせて、広すぎず、かつ狭すぎない範囲が適切です。

  • 例:金融業界
  • 例:マーケティングのスキルを身につけられる会社

Who:誰に買ってもらうのか

集中的に狙うターゲットには、次の2種類があります。

  1. 戦略ターゲット:接点を持つ可能性のあるすべての人
  2. コアターゲット:さらに資源を集中させるべき、より狭いターゲット

例(入社後の場合):

  • 戦略ターゲット:評価に影響を与える可能性のある人たち(他部署のメンバー、同僚、部内での評判など)
  • コアターゲット:評価に直接的な影響を与える人たち(上司やその上司)

What:何を買ってもらうのか

My Brandの価値は、次の2つの視点から定義します。

  1. 便益(ベネフィット):My Brandの本質的な価値であり、相手が自分を選ぶ理由。ターゲットにとっての価値であることが重要です。
  2. RBT(Reason to Believe):ブランドが提供する便益を信じてもらうための根拠(実績、経験、資格など)

How:どうやって買ってもらうのか

「How」では、「What」で定義した便益を、「Who」で定めたターゲットに届けるための具体的な仕組みを設計します。

「What」を体現するスタイルを明確にすることが効果的です。

  • 例:困難な状況でも、人のモチベーションを高めることが得意
  • 例:感情に流されず、常に正しい判断をし続ける姿勢が一貫している

My Brandの設計図が完成されたら、あとは毎日、書かれた自分とできるだけ一貫した行動をとりましょう。逆に、矛盾するような行動はブランドが一気に弱くなります。

一貫した行動をとるためには、行動の習慣化も役に立ちます。より効果的に習慣化する方法を知りたい方は、次の記事をご覧ください。
🫱【要約】複利で伸びる1つの習慣|小さな習慣があなたの人生を大きく変える

最も苦しい時

苦しみを感じているイラスト
人が最も苦しく感じるのは、自己評価が極端に低くなり、自分に自信を持てなくなった時です。

著者自身にも、そうした苦しい時期があったと述べられています。

そんな自己評価が極限にまで下がった時期が、私にも何度もあったことを話しておきたい。
森岡 毅. 苦しかったときの話をしようか


私にも、キャリアの途上で情けないことや惨めなことはたくさんあった。しかし、「きっと何とかなる」ことを覚えておいて欲しい。
森岡 毅. 苦しかったときの話をしようか

「できない自分」と向き合う際には、「できない自分」と捉えるのではなく、「成長している自分」として受け止めることが大切です。

そして、自分自身だけは、必ず自分を認めてあげてください。最初は誰もが、できない状態からスタートするものです。肩の力を抜いて、一歩ずつ進んでいきましょう。

あなたが苦しさを感じている時には、一度立ち止まって、自分を認める時間を作ってあげてください。自分自身に「よく頑張ってる」「お疲れ様」と声をかけてあげてください。

不安や悩みを抱えている方には、次の書籍の要約記事もおすすめです。不安や悩みを減らす手助けになるはずです。
🫱「道は開ける」の内容を3つに厳選して要約|不安や悩みをなくす

まとめ

この記事では苦しさとの向き合い方がわかるよう、書籍「苦しかった時の話をしようか」の重要なポイントを要約しました。

より詳しい強みの見つけ方やMy Brandの設計方法、著者の苦しかった時のエピソードを知りたい方は、ぜひ紹介した書籍「苦しかった時の話をしようか」を読んでみてください。きっと、あなたのキャリアを進展させてくれるはずです。
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また、書籍「入社1年目の教科書」では働く上で基本的かつ重要的なことが書かれています。改めて仕事の基本を振り返りたい方は、次の要約記事をご覧ください。
🫱【要約】入社1年目の教科書|失敗せずにスタートダッシュを切る

仕事やプライベートで自分の大切なことをする時間を増やす方法は書籍「時間術大全」に載っています。どうしたら大切なことに時間を割けるか、気になる方は要約記事を読むのがおすすめです。
🫱 時間術大全の重要ポイントを要約|すぐに行動に繋げるプランも紹介

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